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neurowear MICO

2013

Hardware Product Design Interaction Design Prototype

EngagementProduct Design & Design Engineering

ScopeIndustrial Design × Mechanical × Materials × Electronics × Custom LED Unit × Device-App Bridge

DomainHardware, Wearable, Brainwave, Music, Concept Prototype

PracticeIndustrial Design, Design Engineering, Interaction Design, Prototyping

01. Context

「necomimi」「shippo」で脳波コミュニケーションデバイスを世に出した neurowear が、次作として脳波 × 音楽を組み合わせた新しいプロダクト体験を構想したプロジェクトに、ハードウェア面で参画した。ゴールは2013年3月の SXSW Trade Show 出展。コンセプト性と装着可能なクラフトを両立する動くプロトタイプを成立させることがプロジェクトのマイルストーンだった。

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02. Concept

プロジェクト全体のコンセプトは「music inspiration from your subconsciousness」 / "Music Serendipity" ── 脳波で読み取った無意識の状態に音楽が自動的に呼応する体験。tsug はこれを「装着者の内部状態を、外に開きながら音楽に変換するデバイス」として物理プロダクトに翻訳した。

  • オーディオ機器の文脈から離す:いわゆる音響メーカー製ヘッドフォンの定型表現と並ばないシルエットに振り、センサーやアームといった必要なコンポーネントこそをスタイリッシュなアイデンティティとして取り込んだ
  • 額センサーをストレスにしない:脳波取得に欠かせない額への接触を、フィット性と装着感を損なわずに成立させるための独自構造と素材選定
  • プリミティブな LED 表現:耳当てに搭載する LED マトリクスは、あえてファミコン時代を思わせる粗いピクセル表現にすることで、解像度が過剰になりがちな現代のデバイスとは異なる遊び心と親しみを演出。「!」(集中)「zz…」(眠気)といった、自分では見えない脳の状態がアイコンとして外に開かれる
  • 操作なしのスタイリッシュな体験:装着するだけで複雑な操作を要さず、レスポンスと装着の心地よさで体験そのものが完結するように設計
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03. Structure

tsug はハードウェアと周辺の実装を一手に担った。

  • Industrial Design:ヘッドフォン本体の造形、額センサーアームの構造、全体プロポーション
  • Mechanical & Materials:素材選定、額パッド部の独自構造、装着フィットを成立させるための機構
  • Electronics:内部電装実装、脳波センサーモジュール/配線/バッテリー/LED ドライバなどのコンポーネント選定とレイアウト
  • Custom LED Matrix Unit:耳当て部の LED マトリクスを基板・配列・ドライバから独自に開発
  • Device-App Bridge:デバイスから iPhone アプリへデータを引き渡すブリッジ層のアプリケーション

iPhone アプリ本体は neurowear / Qosmo 側、脳波解析アルゴリズムは Qosmo の徳井直生氏および慶應義塾大学 満倉研究室が担当。tsug は物理レイヤーと、そこから上のアプリへ繋がる入り口までを完走した。

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04. Role & Engagement

  • Mode: Product Design & Design Engineering
  • Duration: 2013
  • Team: neurowear、Qosmo、慶應満倉研究室、アートディレクター岩原一平氏らとの混成チームのなかで、ハードウェア・実装側を担当
  • Touchpoints: 概念設計 / 構造設計

05. Outcome

  • SXSW 2013 Trade Show 出展(neurowear 公式)。世界の主要テックメディアで紹介され、米国 Phys.org をはじめ国内外で広く取り上げられた
  • 国内ではエンジニアtype、Dentsu Lab Tokyo ほか各種メディアで特集
  • 短期間で SXSW デビューまで完走し、neurowear が発信した「ビジョンドリブンなオープンイノベーション型ものづくり」の代表的事例として、その後も参照され続けている
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06. Voice

装着デバイスが装着者の生体情報をセンシングし、AI 的に解釈して体験を返すモデルを、2013年時点で世に先駆けてプロダクトとして形にした事例。